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アツコです。YOGAとAyurvedaを学び、伝えています。スタジオ・ヨギー、アーユルスペース響などでクラスを行っています。思いつきのトピックを紹介しています。


by ATSUKO_lotusflow3r

学ぶことと伝えること

金曜日から3日間、アヌサラヨガのティチャートレーニングを受けました。
今回の先生は、ダレン・ロード
アヌサラ正式認定インストラクターで、アヌサラのシラバス(ポーズ)ポスターのモデルとなった方で、これどうやってやってるの?と思うようなポーズまでできちゃうヨギです。
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アヌサラの創始者ジョン・フレンドから、『Adhikara(アディカラ)』(サンスクリット語で学びの心、初心などといった意味)の国、日本で教えてくるようにと言われて、来日したそうです。

私は2年前にジョン・フレンドのティーチャー・トレーニングを受けましたが、その時と今の違いを認識しました。

2年前、5日間のトレーニングのうち2日目の昼・・・涙があふれました。
それは、アヌサラヨガを教えていく、ヨガの先生をするという『覚悟』が足りなかったことを知ったからです。

今回、3日間のトレーニングで、その覚悟がどう変化したかを試されることになるな・・・と思っていました。
そして学びたいことは、技術的に、精神的に、生徒さんたちにどうやったらよりよいクラスを提供できるか。スキルを身につけて、捧げられるようになりたいと思って臨みました。

最終日、ランチまえのシャバーサナ(最後のお休みのポーズ)で、涙があふれました。
それは、感激の涙です。(巨人の星の星飛馬の「とうちゃん、俺は今、ものすごく感動している!」という感じ)
どうしてそんなに感激しているのか・・・考えてみました。
それは、感謝の涙。
こういう質の高いトレーニングを受けることができたこと。
それをお返しできるヨガのクラスを持てていること。
受け取ることと捧げること、それができると言うことのありがたさ。
感謝の気持ちが涙と共にあふれました。
覚悟は、この2年の間に、自分の中で醸成されていたようです。だからこそ、感謝の気持ちが強くなったように思えます。

2年前、ジョンのトレーニングで、彼は「privileged people」という言葉を使い、トレーニングに参加している私達に向かって、特別な存在であること、恵まれているということ、使命を担っていることを強調していました。
その時は、確かにトレーニングを受ける時間もあり、お金も払うことができ、選考にも通って選ばれた存在であることは事実、トレーニングを受けられることの幸運は感じていました。それは表面的な理解でした。
今回、そのときの「privileged people」という言葉の持つ意味をはっきりと認識しました。
アヌサラヨガを伝えると言うことの、大きな意味。ヨガを教えることができる立場であること。何よりも、トレーニングを受け、学ぶチャンスが与えられていること、それを伝えるクラスがあるということは、とても素晴らしいことです。

その感謝の気持ちと、自分はなんて幸せなのだろう・・・という涙でした。

そして今回は、私たちのところに匠がやってきて、ティーチングをさらに質の高いものへと導いてくれました。まるでビフォア・アフターのように、ずっと使ってきた家の良さを残しながら、新たな姿に変化させてくれたのです。

たくさんの仲間と学べることもまた刺激的でした。
アヌサラを一緒に勉強してきた仲間と共に、真摯に学べることは、とても幸せなことです。

アヌサラヨガの特徴でもある、タントラ哲学に基づいた考え方、5つの普遍的原則、KULA(仲間・つながり)。
このKULAは、神からの贈り物と言ってもいいくらい、素晴らしいものです。

さて、これからです。
学んだこと、課題を一つ一つクリアしながら、クラスをより質の高いものにして、クラスにきてくださる皆さんにお伝えし、少しでもお役に立てるよう・・・新たなスタートを切りました。
by lotusflow3r | 2009-09-21 01:15 | YOGA