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アツコです。YOGAとAyurvedaを学び、伝えています。スタジオ・ヨギー、アーユルスペース響などでクラスを行っています。思いつきのトピックを紹介しています。


by ATSUKO_lotusflow3r

「心・技・体」

先週のオリンピック、男子フィギュアは多くの感動を与えてくれました。

今週の私のクラスのテーマは、フィギュアのお話です。
別のテーマを考えていたのですが、あまりにも感動したので急遽テーマを変更しました(笑)

「心・技・体」です。

高橋大輔選手、4回転に挑戦しました。失敗したけれども、そのあと素晴らしい滑りで、見事に銅メダルを獲得しました。
4年前にはガラスの心臓と言われて、精神面の強化が課題でした。
ケガにも見舞われましたが、見事に克服しました。自分に向き合い、克服してきました。
強い意志=「心」、「技」を磨き、そして挑戦=「体」した。
多くの人が感動しました。

私たちの人生も、それぞれ目標としていることがあり、その実現のためには勉強したり、知識を身につける必要があります。そして、実行します。
「心・技・体」です。

予期せぬ出来事もあるし、心がくじけることもあります。
高橋選手が与えてくれた感動は、私たちの日常にも起こっていること、私たちの中にあるものと通じ合う部分があるからこそ、私たちの心を突き動かしたのだと思います。

ヨガもまた、マットの上で様ざまなポーズを行いますが、中には挑戦的なポーズもあります。苦手なポーズもあります。慣れているポーズもあります。
日々変化している心や身体の状態を知り、技・・・ポーズの行い方を知ることによって、進歩していきます。
マットの上で、人生で起こることの練習をしているのではないかと思うのです。
また逆に、マットの上で自分を知る、心技体の調和を体験することによって、ものの見方が変ったり、人生への取り組みが変ることもあります。
ヨガはマットの上だけのものではなく、日々の生活はヨガそのものなのだと思うのです。

金メダルを取ったライサチェック選手は、3回転で確実な演技を行い、金を獲得しました。そこにも感動がありました。見事な演技でした。
高橋選手は、4回転に挑戦しました。失敗こそあったけれども、それは彼にとっての挑戦、夢を実現させるための挑戦だったのです。成功するかどうかではなく、彼にとって挑戦することに大きな意味がありました。
その姿は美しく、感動しました。

マットの上で、自分の心や身体の状態に向き合うこと。困難なポーズを行うときは特に、ぎりぎりの状況で、選択します。
確実に3回転ジャンプを行うのか、4回転に挑戦するのか・・・それは一人ひとりの選択です。自分で選びます。
行うことに意味があるから。
それは自分と向き合う瞬間です。

「心・技・体」の調和・・・自分を知り、その状況に合わせて、自分を受け入れ、流れに乗ります。そこには美しさや感動があります。
人生そのものだな・・・と思います。
by lotusflow3r | 2010-02-23 02:38 | HUMAN