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アツコです。YOGAとAyurvedaを学び、伝えています。スタジオ・ヨギー、アーユルスペース響などでクラスを行っています。思いつきのトピックを紹介しています。


by ATSUKO_lotusflow3r

close my eyes

10月4日、アヌサラ・イマージョントレーニングを受けに一人ソウル入り。韓国は3度目でしたが、一人は初めて。ちょっと緊張している自分を感じていました。

金浦空港から地下鉄に乗り、1月にも宿泊したことがある清沙駅から徒歩8分のホテルに向かいました。
1時間もかからずに到着できるし、すでに一度は通った経路。なのに緊張している理由・・・それは言葉です。
地下鉄でアナウンスされる駅の名前が聞き取れません。ハングルも読めません。
すいている車内では、電光掲示板に表示されるアルファベットを見て、降りる駅かどうかを判断できたのですが、次第に夕方のラッシュアワーで座っていると掲示板が見えなくなってきます。不安が増幅してきます。
乗り換えの駅は、「高速バスターミナル駅」。まだ先だということはわかっていても落ち着きません。
ああ・・・言葉がわからないのは不安。ハングルが読めればな~と思い始めると、どんどん不安が増してきます。

外ばかりを意識して、心がそわそわします。落ち着きがなくなってくると、不安は加速して増してきます。やや恐怖心さえ感じ始めます。
その時、ふと頭をよぎったのが、『目を閉じて自分とつながろう・・・』『目を閉じれば、どんなところにいても、自分の内側とつながれる』そうすれば、心は落ち着いて、何に集中すべきかがわかってきます。これは、今までの経験で培った知恵。

目を閉じました。
ゆっくりと呼吸をして、ただ目を閉じたまま、電車の揺れに身をまかせてほんの少し時間がすぎました。
目を閉じると、世界中どこにいても、日本にいるときのように、自分の家にいるときのように、慣れ親しんだ場所にいるときのように落ち着くなぁと感じ、不安は遠ざかりました。
私は、ここにいる。いつでもここにいるんだ・・・と思えたのです。
次の瞬間。英語と日本語で駅名のアナウンスが耳に入ってきました。
主要な駅は日本語のアナウンスが入っていたことに気づいたのです。目を開けているときは、まったく聞こえてきませんでした。見ているようで、視点が定まっていなかった。情報を遮断してしまっていたから、不安が増幅していたようです。
そのあとは、いつものように落ち着いて、高速バスターミナル駅で乗り換え、無事ホテルにたどり着きました。

目を閉じて、落ち着きを取戻したあとは、違いを探すのではなく、いつもの環境、日本と同じこと、共通することを探しました。
地下鉄で、おしゃれしたOLとサラリーマンは、手をつないで、楽しそうにご飯をどこで食べるかを相談しています。若者はゲームをしています。イラついたOLさんも乗っています。
駅で、ほろ酔いのおじさんがのろのろと歩いて、階段でつまずいて転びました(笑)
道では、猫がテケテケとえさを探して歩いています(⌒∇⌒)
人は皆同じだな~(笑)
安心した気持ちになりました。
違いを探すのではなく、共通することを探す・・・そうすると落ち着きます。

翌日から始まった、トレーニング。先生のロスがオープニングの話をします。
テーマは、『HOME』(家)。
家にいるとき、安定、安心を感じる。先生は、生徒にその安心感や安定感を感じさせること、そうするとハートが開く。家では、心も身体もリラックスできる。安全な場所だから・・・。
どんなところにいても、目を閉じると自分の内側=家にいるときのように落ち着く。
だから瞑想をすることで、内側にある家を感じることができ、ハートオープンへとつながる。

あれ?昨日の私です、それ・・・。
なんだか、つながってるんだなぁ(^-^")/
日本にいても、韓国にいても、同じ。さまざまなことのつながりを感じて、トレーニングの幕があきました。
by lotusflow3r | 2010-10-12 01:31 | HUMAN