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アツコです。YOGAとAyurvedaを学び、伝えています。スタジオ・ヨギー、アーユルスペース響などでクラスを行っています。思いつきのトピックを紹介しています。


by ATSUKO_lotusflow3r

Health is wealth.

Health is wealth._c0196611_0314357.jpgインドから来日中のDr.Bheema Bhatta先生のアーユルヴェーダ講座を受講。
久しぶりにお目にかかりました。バット先生は、Ayur Space HIBIKIの私たちの師匠である山口先生と柳瀬先生の師匠でもあり、友人が研修を受けたご縁で、私も何度かセミナーに参加させていただいています。
今回のお話は、一般的なトラブルをアーユルヴェーダのハーブを使った対処法。

冒頭のお話は、
'Health is wealth.' & 'Prevention is better than cure.' 健康は富、予防は治療に勝る。
「健康はどこに売ってますか?」「病院やスーパーマーケットには売ってない」「お金があっても手に入れられるわけではない」というお話から始まり、病気になる前に予防することの有効性の説明がありました。
また健康には、メンタル、肉体、スピリチュアルといった多面性があり、多様な段階があること。年代や季節、性別などそれぞれに病があること、一人ひとり違うことを忘れてはいけない。
たとえば、バナナを食べたほうがいい人もいれば、食べないほうがいい人もいる、一概にこれがいい!とは言いきれないのだということ。

ではどうやって健康を維持するか・・・生活には規律があるべきで、ヨガの考え方にあるヤマとニヤマは、生活の指針、自己を知ることの基本となる事項とのこと。
不適切な食事や生活、習慣、季節の変化、ストレスといったものが健康を害する元となる。
自分の性質を知り、適切な食物、生活を取り入れることで、潜在的な自己治癒力を高めることになる。


ヨガのアーサナやプラーナヤーマも適切なものを見つけることが大切であるともお話されていました。

私も以前は、とにかくハードなクラスを受けたり、アーサナを行うことがヨガの目的のような時期がありました。
その中でケガをしたり、妙に痩せてしまったり・・・無理にベジタリアンになってみたり・・・と試行錯誤を経て、柳瀬けい子先生のヨガクラスを勧められて受けてから、考えに変化がありました。
自分とじっくり向き合うことが本来のヨガであり、肉体的な刺激だけではないこと、また無理にポーズを行うよりも、余裕がある状態でポーズを行ったほうが、筋肉もほぐれて、効果を高められることに気づきました。

私はヨガを始めたのは40歳を過ぎてからで、それまではハードな運動をしていたので、かなり筋肉が硬く、柔軟性が低かったのです。
年代的にも無理をするのは逆効果で、じっくりとヨガを行うことによって、より柔軟性は増し、今まで困難だったポーズもできるようになりました。

『適切』なものを取り入れること、私がクラスで大切にしていることです。
難易度の高いポーズを行うことは、楽しいことです。私もチャレンジするのは大好きです。でも、ヨガの本質はそれよりももっと重要なことにあるのです。自分を知るための旅でもあります。
自分を知るためには、内側に目を向けられるようなスペース、余裕が必要なのです。
だからこそ、さまざまなクラスを受けて、その時の自分に合ったクラスを探して欲しいなと思います。

健康は肉体レベルだけではなく、内側の豊かさをもたらしてくれます。
これからもそれぞれの人に『適切』なクラスを受けてもらえるように、バランスの取れたクラスができるように学びたいと改めて感じました。
by lotusflow3r | 2013-06-09 00:30 | HUMAN